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2013年世界のベストレストラン50

 

英国のレストラン雑誌The Grocer and Restaurant Magazine(グロッサー・アンド・レストラン・マガジン)によって発表されている世界のベストレストラン50のご紹介です。

 

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それでは早速、ベスト10!

 

1位 エル・セジェール・デ・カン・ロカ(スペイン・ジローナ)

長男ジョアンがシェフ、次男のジョセップがソムリエ、三男のジョルディがパティシエというロカ3兄弟が経営するモダンスパニッシュ料理を提供するレストラン。レストラン経営をされていたご両親の影響もあるのでしょうが、兄弟で世界一のレストランを経営できるなんて素敵ですよね。

今ではすっかり人気店ですが、ウェブサイト上にある3兄弟がテーブルサッカーを興じている写真は、レストランオープン当時、お客さんが来なくて暇な時兄弟三人でテーブルサッカーをしていたというのを皮肉って撮影されたとか。そんな暇な時もあったなんて意外ですね!今では、「そのために旅行する価値がある」ミュシュラン3つ星も獲得。お店では生の魚介や新鮮な野菜など素材の味を生かした料理の数々を味わえます。ランチコース:155ユーロ程。

http://www.cellercanroca.com/index.htm

 

2位 ノーマ(デンマーク・コペンハーゲン

2008年にミュシュラン2つ星を獲得し、2010年から3年連続で一位に選べれていたレストラン。ここから「ニューノルディック・キュイジーヌ」という料理の新潮流が誕生。シェフは、25歳のときにノーマのヘッドシェフ兼創立者の1人となった、1977年生まれの若きルネ・レゼッピ氏。2003年、地元北欧らしい食材を求め、徹底的なリサーチのもと発見した食材を料理に取り入れており、自然の草花を調理して盛り付けたり、青梅やナシの木といった珍しい食材も多く使われています。店名は、デンマーク語で北欧料理を意味するnordisk madが由来。

http://noma.dk/

 

3位 オステリア・フランチェスカーナ(イタリア・モデナ)

世界遺産に登録されている北イタリアのモデナの旧市街にあるお店。目立たない入り口でチャイムを鳴らすと扉を開けてくれ中には入れます。シェフは、地元モデナ生まれのマッシモ・ボットゥーラ氏、そしてセカンドシェフは日本人のヨオジ・トクヨシ(徳吉洋二)氏。イタリアではどんな場所にあるお店でも日本人がいて、その日本人がいるお店は美味しいというのがジョークとなるほど。そういえば先日行った日本人の観光客はほとんどいないお店のキッチンにも日本人の方がいて驚いたばかりです。地元エミリア・ロマーニャ集の伝統料理も味わえるコースメニューは、トラディショナル110ユーロ、クラシック150ユーロ、センセーション180ユーロの3つ。

http://www.osteriafrancescana.it/

 

4位 ムガリッツ(スペイン・サンセバスティアン

2012年は3位で、ワンランクダウンですが、2012年の「ベストレストラン50」に入ったシェフが選ぶ「シェフズ・チョイス賞」を受賞していることからも分かるように、同業者の料理人からも指示されています。シェフは、エル・ブジでも修行したアンドニ・ルイス・アドゥリス(Andoni Luis Aduriz)氏。ハーブや野菜、花がたくさん植えられた自然に囲まれた場所にお店を構えています。値段は、150~200ユーロほど。

http://www.mugaritz.com/

 

5位 イレブン・マディソン・パーク(アメリカ・ニューヨーク)

レストランは、モダンななインテリアで有名で、アメリカの人気テレビドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」の撮影にも使われたことがあるとか。シェフは、24歳の若さでスイスのグルメレストラン、ハストハウス・ツム・グプフのシェフとしてミュシュランを獲得しアメリカに渡った1976年スイス生まれてのダニエル・ハム氏。メニューは1人あたり$195。

http://elevenmadisonpark.com/

 

6位 ドン(ブラジル・サンパウロ

シェフはブラジル生まれのアレックス・アラタ(Alex Atala)氏。中南米唯一の番付常連レストラン。特にブラジルらしさを大切にしていて、広いブラジルで食されている豊富な食材を洗練された一皿に変身させ提供。シェフ自らがアマゾンを訪れて集めたハーブや果物などを使った料理も味わうことができます。ブラジルの中心部の雨林に生息するとても香りのよい植物で通常クリームなどのコスメティック用品に使用されるプリプリオカを食用にして利用したり、その他にも蟻や花なども料理の材料となっているようです。ブラジル人アーティストの作品が多く飾られた店内は、オープンキッチンになっておりアラタシェフらが調理する様子を見ることができます。

http://domrestaurante.com.br/pt-br/home.html

 

7位  ディナー バイ ヘストン・ブルメンタール レストラン(イギリス・ロンドン)

マンダリン・オリエンタル・ホテル内にあるディナー バイ ヘストン・ブルメンタールでは、イギリスの古典料理を現代風にアレンジした料理を味わえます。何年にも渡って調査されたイギリス古典料理のレシピが元になったレシピの中にある、ヘンリー8世時代に王室絵使用されていたレシピからインスピレーションを得たマンダリンミート(フルーツに見せかけた香りのよい肉料理)などを食せば、イギリス料理の印象が一変されること間違いなし!さらにメニューにはその料理が作られていた時代とオリジナルのレシピが掲載されていた料理本が記載されています。

緑の美しいハイドパークと、16世紀の英国王室の厨房を再現したと言われるオープンキッチンを眺めながら食事を楽しめます。格式高いマンダリンホテル内にあるにもかかわらず、カジュアルな雰囲気なのも嬉しいところ。服装もスマート・カジュアルな感じでOKなので、肩を張らずにゆっくり料理を楽しめるでしょう。

まずは、お得なコースメニューがあるランチを試してみるのもいいかもしれません。

http://www.dinnerbyheston.com/menus

 

8位 アルサック(スペイン・サンセバスティアン

アルサックは、3世代、100年以上続くレストラン。1989年にミュシュラン3星を獲得。

元は現シェフ(ファン・マリ・アルサック)氏の祖父母が営む小さなバールだったのを、現シェフ・ファンマリの父母がレストランに改造し、母親がシェフとして伝統的なバスク料理を出し評判となったのがはじまり。 しかしファンマリが9歳のときに父親は他界し、残された母がレストランを切盛りしお店を大きくします。その後、元は家業を継ぐつもりはなかったというファンマリも母親の熱心な指導の元、料理に目覚め、シェフの道へ。現在は、2012年「ベスト女性シェフ賞」を受賞した代めにあたる娘エレナ・アルサックもアルサックでシェフを務めています。 高級店であるのにもかかわらず、そんなことを感じさせない家庭的なサービス、アルサック親子共にホールに出てお客さんと会話を楽しむ様子が伺えるアットホームなミュシュラン3つ星レストランです。

http://www.arzak.info/index.html

 

9位 シュタイラーエック(オーストリア・ウィーン)

シュタイラーエックは、ウィーン旧市街に近い、市内で最も美しい名所のひとつである市立公園の一角に、ウィーン川に隣接する形で建つ一軒家レストラン。

ウィーンのグルメレストラン最高峰:ミュシュラン2星、ゴーミヨー4コック帽子を獲得。料理は、ウィーン周辺で採れる食材を使った、ハインツ・ライトバウアーシェフによるモダンなオーストリア料理。その他、自家農場のチーズや乳製品などを専門の乳製品コーナー併設されており、ワインやチーズのセレクションも素晴らしいものがあります。

月曜~金曜までの営業ですが、ウィーン川に沿ったモダンなカフェでは、レストランと同じメニューが週末でも楽しめます。チーズやデザートもついたランチメニューは一人当たり4皿75ユーロ、5皿で85ユーロです。

http://www.steirereck.at/restaurant/

 

10位 ヴァンドーム(ドイツ・ベルギッシュ・グラートバッハ)

レストランヴァンドームは、ベルギッシュ・グラートバッハにある5つ星ホテルアルトホフ グランドホテル シュロス ベンスベルク 内にあります。シェフは、1963年ドイツ南西部ニュルティンゲン生まれのヨアヒム・ヴィスラー氏。2006年にミュシュラン3つ星を獲得して以来ドイツ最高のシェフの1人として数えられ、その後さらにドイツ最高のシェフ100人によって「シェフの中のシェフ」にも選べれた正真正銘のドイツのトップシェフ。

2013年7・8月にはルフトハンザ航空のドイツ発路線のファーストクラスの食事も担当。ルフトハンザ航空のサイトでは、なんとヨアヒム・ヴィスラー氏のレシピが掲載されています。

http://www.schlossbensberg.com/de

 

 

いかがでしたか?

トップ10に3軒もランクインしているスペイン勢、すごいですね!近いうちにサン・セバスティアンに必ず行こうと思います。

さらに南米陣にも注目が集まっています。6位にブラジルのD.O.M、14位にはペルーのアストリッド&ガストンがランクインしています。ペルーは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の「ワールド・トラベル・アワード2012」の「世界で最も美食を楽しめる国」部門で最優秀賞にも選べれています。南米、とっても気になりますね。

個人的に行ってみたいなと思ったトップ10の中のレストランは、ロンドンのディナー バイ ヘストン・ブルメンタール レストランです。現代風にアレンジしたイギリスの古典料理をぜひ一度食してみたいです。


ちなみに日本勢のトップは20位のナリサワでした。

 

最後に、レストランの格付けを現すものとして知られているミュシュランの星。今回の記事の中でもちらほら出てきましたが、そのミュシュランの星の意味するところをご存知ですか?

私も今回初めて詳しく知ったので、ご参考までに紹介しておきます。

 

星3つ:そのために旅行する価値がある卓説した料理

星2つ:遠回りをしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理

星1つ:そのカテゴリーで特に美味しい料理

 

だそうです。またこれらはあくまでお皿の上に盛られた料理そのもののみの評価であって、お店の雰囲気などは評価されていないという事です。