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行ってみたい!世界のレストラン

普段旅先で行くレストランは行き当たりばったりで、このレストランに行きたいからその街に行く!というようなことは殆どない私ですが、最近、どうしても行ってみたいレストランが2つあります。それはミシュランを獲得した高級レストランでもなく、日本食レストランでもなく(海外在住なので日本食レストランはいつも行きたい 笑)常識を覆したものすごく素敵なレストランなのです。

折角なのでそのレストランを紹介します。

1.SIGNS

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1つ目はウェイターやウエイトレスなどスタッフの大半がろう者で、手話でのみオーダーを取るというレストラン。場所はカナダ。お店の名前は「Sign」
障害を持った方たちの雇用問題は世界共通。日本でもきちんと喋りができても、聴覚に障害があるというだけで仕事を見つけるのは至難のわざと言います。
カナダでも聴覚が制限されている人の失業率のパーセンテージは高く、社会問題のひとつとなっています。そんな中、昔他のレストランででマネージャーとして働いていたオーナーが、常連客のろう者に覚えた手話で話しかけてとても好評だったことがきっかけで、このレストランをオープンすることに。障害者の方の雇用機会の増加だけでなく、耳が聞こえる人にとっても一歩踏み込んでろう者の方とコミュニケーションがとてる貴重な場になるのではないでしょうか。
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メニューには手話でのオーダーの仕方がイラスト付きで書かれていますのでたとえ手話を知らない人でもそれを見ながら手話をしてオーダーできます。
また上手くできず通じない時は、指示しオーダーでもOKで、通訳スタッフも待機しているそうです。

SIGNS
http://signsrestaurant.ca/

2.JBJ Soul Kitchen

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続いては、アメリカのニュージャージー州に2011年にオープンしたは「JBJ Soul Kitchen(JBJソウルキッチン)」ここでは有機野菜などを使った美味しそうなコース料理を楽しむことができます。
しかしこのレストランのメニューには、価格表示がありません。理由は、お金が払える人は20ドルほどを、そうでない人はレストランで調理や給仕などのボランティアできるシステムだから。なんでそんなシステムなのかというとレストランのオーナーが「アメリカで6人に1人が腹をすかせたまま寝るような生活をしている」と知り、お金で支払えない人でもお腹いっぱい食べれらるような場所を実現させたから。
そんな熱い思いのオーナーは、ニュージャージ出身の米ロックバンド「ボン・ジョヴィ」、ジョン・ボン・ジョヴィさん。食材は全てオーガニックで、味にも拘りがあるそうです。

JBJ Soul Kitchen
http://www.jbjsoulkitchen.org/en


世界にはまだまだ素敵なレストランがありそうですね。