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イタリアで温泉に行ってみよう!

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旅の途中で食べたキノコのタリアテッレとラザニア、この後お肉の炭火焼などもいただきました。お腹いっぱい!

土曜日の朝、一泊2日で温泉旅行へ行くことに決め、とりあえず荷物を準備して何度か行っているホテルに電話して予約!と思ったら、料金が値上がりしてた。ちょっと考えます!と電話を切って他のホテルを大急ぎで検索、安いホテルがあったので早速電話予約、家を出たときには既に11時。

途中で本格的なお昼ご飯休憩をはさんで、我が家から200キロ以上北上し、アーバノ温泉郷へと向かいました。
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今回行ったアーバノ温泉の場所。地図ではヴェネツィアのすぐ隣に見えますね。

アーバノ温泉は、イタリア北部のヴェネツィアを州都とするヴェネト州にあり、古代から温泉が多く噴出する地域としてしられ年間25万人ほどの旅行者が訪れます。日本の伊香保温泉がある渋川市とは姉妹都市提携。ちなみにヴェネト州のトレビーゾには、世界的に知られるイタリアのファッションブランドベネトンの本社があり、ベネトンが創業された地としても有名。
場所は、ヴェネツィアから西へ車でおよそ1時間、パドヴァ駅からはタクシーで数分です。

ホテルでの過ごし方

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夜のホテルの入り口

アーバノ温泉のホテルの多くは独自の源泉を持っています。ホテルの裏側を覗いてみると源泉が貯蓄されている温泉タンクからもくもく湯気が出ているのを確認できたりします。
言うまでもありませんが一番の楽しみは、この源泉の温泉プール!
ホテル内の温泉プールへは、部屋で水着に着替え、バルローブを羽織って向かいます。温泉プールでのルールは、「水泳帽子の着用」と「温泉プールに入る前にシャワーを浴びる」という以外に特にないです。水泳帽子は着用を義務付けられている場合が殆どなので持参するとよいでしょう。なければホテルで購入できます。
ホテル内はバスローブでウロウロできるので、温泉に入った後もタオルで軽くふき取ってバスローブを着て部屋に戻ります。部屋にもシャワーやバスタブがついているので体を洗いたい場合は、こちらを利用します。
ちなみにイタリアの暖房は、温水ヒーター(お湯暖房)が殆どなので、熱々の源泉が豊富にあるアーバノの温泉ホテルはどこもとても暖かいので冬は嬉しいです。
ただそれですごく喉が渇くことがありますが、部屋の冷蔵には飲み物などはありませんし、夜中になにか飲みたくなってもホテルのバーも閉まっているので、予め水等を買っておいて冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。

ホテルによっては、バスローブやタオルは別料金

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ホテルの受付

参考までに私は今まで以下の2つのホテルに行ったことがあります。1の方は2回ほど訪れました。
1は、バスローブなどもホテルの宿泊料金に含まれていたので、2でも含まれているだろうと家から持っていかなかったら、バスローブ&タオル代金:1人15ユーロかかりました。ホテルの受付でお願いするとバスローブセットを手渡してくれます。
この別料金を考慮すると結局割安だった宿泊料金が、最初宿泊を考えていた1のホテルと同じくらいになってしまいますので、気になる方は予約の際に確認した方がよいかもしれません。

1:Hotel Terme Bristol Buja Abano Terme
2:Palace Hotel Meggiorato

水温は、30℃台後半~40℃弱。

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ホテルの屋外プール:一旦19時に閉まるも夜間21-23までもオープンしていて夜の部に行ってみたら外には誰もいなくて1人星を眺めながら露天温泉プールを楽しみました。

イタリアの温泉のお湯は、日本の温泉に比べるとぬるいですので、温泉プールに入る感覚ですが、その代わり長い間浸かっていることができます。
大体の温泉プールはプールに入ったままで、室内と屋外プールを行き来できるようになっていているのも楽しいです。室内プールと屋外プールを結ぶトンネルのような箇所があるので、そこを通って移動します。
まただいたいどこのプールでも体を水圧でマッサージしてくれるジャグジーエリアがあるので、私は毎回ここでしばらくリラックスして過ごします。

温泉保養地というだけあって若い人は少なく、宿泊客はイタリアやヨーロッパのおじいちゃん、おばあちゃんが中心。

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夜の街を散策したときに通りかかったホテルのダイニング風景。とてもシックでお洒落なホテルでした。

日本で温泉は、老若男女、年代にかかわらず皆が利用しますがイタリアでは年配者の方が保養目的で行く場所というイメージで、ホテル内や温泉プール内にいる人の平均年齢はかなり高めとなっています。でもその分、静かで落ち着いた雰囲気で過ごせます。

ファンゴテラピーでも有名です。

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アーバノ夜の風景です。夜遅くまでお土産屋さんや洋服屋さんが開いていました。

アーバノテルメは、高品質なファンゴ(温泉泥)でも有名です。
だいたい3つ星以上のホテルには、自家製のファンゴと立派なスパ&エステがあるので、マッサージ等を希望する場合は事前に予約すれば施術を受けることができます。私は1のホテルでマッサージを受けたことがありますが、とても気持ちよかったです。

素泊まりか1泊2食つきか

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ホテルの朝ごはん。写真には写っていませんがブッフェ形式で色々あります。

多くの宿泊客は、朝・夕食付きのmezza pensione(メッザペンシオーネ)と言う形で宿泊しています。
夕食はだいたい、アンティパスト(前菜)、プリモ(パスタやリゾット)、セコンド(魚やお肉)にパンやデザートがつきます。
基本、きちんとしたコックさんが料理しているので、味もとても美味しいです。
ホテルの周りは温泉リゾートホテルばかりであまり気の利いたレストランがありませんので、このスタイルで宿泊するのがおススメです。
ちなみに私たちは普段から旅行中に地元のレストランに行くのが楽しみの一つでもあるので、今回素泊まりで宿泊し、夜に外食しましたが、大ハズレ。地元の人の話によると私たちが入ったレストランは、接客態度が悪いと有名で、それが理由で地元の新聞にも載ったほどだそうです。そんなレストランがあるとは・・・
結構お客さんは行ってたんですけどね。
食後は、ホテル内で食事をした人たちも街に繰り出して夜の散歩をするので、街はとても活気があってにぎわっていました。どちらで食事をするにせよ、食後の散歩はおススメです。

最後に、これなんだと思いますか?

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写真は、ホテルの受付けの前で見かけてとても気になっていた3つの扉。
扉を開けたらどこでもドアになっていてどこかにタイムとリップできそうな雰囲気でしたが、あけてみたら中は電話ボックスになっていました。昔はこうして電話ボックスから電話をかけていたんですよね・・・・今でも壊されずにそのまま残されているのが嬉しいです。


イタリアの温泉、ぜひ一度訪れてみてください。