海外旅行に役立つTravel Tips! from海外ケータイのモベル

海外携帯電話のモベルがお届けする、海外旅行にまつわる情報です。

ただ今限定公開中のバッキンガム宮殿


女王様は一体どういうところに住んでいるのか、一度覗いてみたくないですか?

普段は外からしかお目にかかれないバッキンガム宮殿内、女王様が避暑のためスコットランドに滞在する夏の間(2013年7月26日 - 9月24日)に限って、宮殿内の19室が一般公開されています。

そう、夏限定で女王様のお宅訪問が出来ちゃうんです!エリザベス女王は平日はここで実務にあたり、週末にはウィンザー城で過ごしているそうです。
現役の宮殿を見られるなんてすごいですよね。


バッキンガム宮殿は・・・

女王の公邸であると共に国家的な行事の中心で、世界でも数少ない「執務が行われている」王宮の1つです。
1703年にバッキンガム公ジョン・シェフィールドが自らの邸宅として購入した桑畑が始まりで、当時は煉瓦のみで建てたとても粗末な邸宅でした。

それが1825年から12年かけて全面改築に着手され、それまでルネッサンス様式だった建物がネオクラシック様式に改装。1837年のヴィクトリア女王の即位の際にイギリス王室の公式の宮殿となりました。

約1万坪の敷地面積の宮殿内には、舞踏会場、音楽堂、美術館、接見室や図書館等があり、総部屋数は、スイート19、来客用寝室52、スタッフ用寝室188、事務室92、浴室78などなど775部屋。

宮殿に勤務する人は約450名で、50人ほどの王族たちを補助する侍従は同じ宮に住み込み、その他の侍従達は王室厩舎であるロイヤル・ミューズ (Royal Mews) に寄居しています。
ちなみに人件費は13億円、さらに年間の宮殿への招待客は4万人!

ここまで来るともう正直、どんな感じなのか想像つきません!

ちなみにメイド募集の求人広告では、週40時間、年収214万円と日本のテレビ番組で紹介されていたそうです。
意外と高給ではない印象ですよね。それでも宮殿に住めるなら!女王様に従事できるなら、働きたい!という人が山ほどいそうな気がしますが・・・

イギリスを含め16の国家の女王・元首でもあるエリザベス2世は、カナダ紙幣の肖像画にもなっています。


このバッキンガム宮殿の一般公開が始まったのは、1992年のウインザー城の火事がきっかけ。収益は、火事の修復に当てられています。当時は、5年間限定ということだったようですが、それが1999年までになり、今では毎年恒例となりました。

さてさて中はどんな風になっているのかというと・・・

一般公開されるのは、ステート・ルーム(state room)と言われる国賓室、19部屋のみ。

それでもじっくり見て回ると2時間以上かかります。そのうちの部屋をいくつかご紹介します。

ウィリアム王子の結婚式の公式記念撮影が行われたスローンルーム(王座の間)現在でも叙勲式で使用されています。
イギリスで最も美しい部屋のひとつと言われているのは、青の客間(ブルー・ドローイング・ルーム)
そして多くのゲストが女王に謁見する白の客間(ホワイト・ドローイング・ルーム)
実はこの部屋にある大鏡とタンスは、隠し扉になっているそうで、女王や王室メンバーが自室から目立たずにこの部屋までたどり着けるようになっているとか。


…さすが現役の宮殿ですね。すごすぎます!


さて、バッキンガム宮殿を見学に行くには、チケットを購入する必要があります。現地でも購入可能ですが、バッキンガム宮殿公式サイト (英語)にて事前にネット予約をしておけば、並んだりせずにすんなり入れるのでオススメです。


2013年の公開日は・・・

7月27日から8月31日までの9時30分から19時まで
9月1日から29日までの9時30分から18時30分まで


さらに、今年はエリザベス2世女王様の戴冠60周年にちなんだ展示があります。
1953年のエリザベス女王戴冠式から60周年を記念して、豪華な戴冠式で女王が着用したドレスやダイヤモンドが散りばめられたティアラ、側近たちのユニフォームやドレス、戴冠式を盛り上げるためにディスプレイされた絵画などのアートや小物などを大公開しています。


もう今年の夏に行くのは難しいという方も、来年以降、ロンドンに行く機会があればぜひ見学に行ってみることをオススメします。



【入場料】

バッキンガム宮殿の公式諸間(日本語版のオーディオガイド付き)
●大人 £19.00
●60歳以上/学生(要証明書)£17.50
●17歳未満 £10.85
●5歳未満 無料
●家族 £50.00 (大人2人と17歳未満3人)

チケットは、こちらから購入できます。


<お得情報>
じつは、チケットは一年間有効。続けて入場することも出来るし、期限が切れる前の翌年の公開時期にまた来ることも出来ます。また、夏季公開以外も開いている各施設で年間パスとして利用できるそうです。