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旅行者下痢症にならないために。

mobell2007-10-20

海外旅行で最もかかりやすい病気が下痢だそうです。

いきなり下痢ってなんですが・・・・

「海外旅行に行かれた人の半数以上の人が旅行先へ到着してから5日以内に下痢をすると言われています。もちろん、旅行する国や地域によって若干の違いはありますが、旅行先を発展途上国に限った場合には、この数字は更に多くなり、7〜8割に達するとも言われます。(厚生労働省検疫所サイト参照)」

こんな確立でみんなが下痢になるとは、知りませんでした。
特に頻繁に海外旅行をする人は、一度はひどい下痢にみまわれたことがあると思います。

私もその一人です。あの時に辛さは、忘れられません。(涙)原因は、水!でした。
暑い国で、氷入りのフルーツドリンクをがぶがぶ飲んでしまいました。
今思うと、一番避けなければならなかったことなのに・・・・

当時の私は、海外旅行初心者で無知でした。

旅行中に起こる、旅行中のさまざまなことが原因(水質の違い、食べすぎ、飲食物からの感染)で起こる下痢を全てひっくるめて、”旅行者下痢症”と呼ぶそうです!

楽しいはずの海外旅行中に、”旅行者下痢症”にならないための予防と、対処方法を調べてみました!


知っておいて損はない!

旅行者下痢症”の原因と、その予防方法、なってしまった時はどうすればいいのか?調査結果です。

なぜ”旅行者下痢症”になるのか?

 (1)旅行の準備など、疲労による体調の変化(低下)
 (2)旅行中の不安やストレスなどからくる精神的な胃腸障害
 (3)渡航先での飲食物の違いによる一過性の胃腸障害
 (4)ウイルスや細菌あるいは寄生虫による病的なもの

下痢の回復あるいは慣れるまでの期間は早い人で3〜4日。
遅い人では10日以上下痢が持続し、帰国後もなかなか治らない人がいるそうです。
とにかく旅行中は普段は下痢にならないような些細なことが、旅行者下痢症の原因になるようです。100%の予防は不可能としても、最大限の努力でかなりの部分は予防しましょう!


予防が大切です!どうすれば下痢は予防できるの?

上記の(1)(2)の旅行の準備や仕事の整理、スケジュール調整などの旅行前ストレスは、原因がある程度特定できるので、その原因をなるべく取り除くことによって、比較的短時間で改善されますよね。

問題は、(3)(4)。以下の鉄則を参考にしてください。


<海外旅行先での下痢を予防する6つの鉄則>


1. 食事の前にはかならず、手を洗う。

水がない状況を考えて、ウエットティッシュなどを持参しておくと便利です。

「あなたは、正しい手の洗い方ご存知ですか?」
正しい手の洗い方はコチラ↓↓↓

農林水産省/ちゃんと手を洗っていますか?

2. 信用できない生水は、絶対に飲まない。

ドリンクの中の氷も水ですので、注意が必要です。氷が入っている飲み物は避けましょう。
自分で作る場合は、氷もいったん沸騰させた水からつくる!
水は、瓶入りの炭酸水か一度沸騰させた水だけを飲む。

3. 食事の際、生もの(生魚、生野菜)などは食べない。食器も清潔かどうか確認しましょう。

生野菜のサラダは避け、果物は自分で皮をむく。
お恥ずかしながら、私は生野菜のレタスで下痢に。

海鮮類、特にエビ、貝と、淡水魚の料理にも注意!

4. 病原菌の媒体となる生物には、近づかない。

蚊は、虫除けと蚊帳を使って対策!

犬や猫には近づかない。

5.衛生面が信頼できるレストランだけで食事をする。

屋台での食事はなるべく避ける!

6.汚染地域に旅行する場合は、予防接種を!


それでも・・・・・下痢になってしまったら、どうすればいいの?


海外渡航中の下痢治療の原則は、失われた水分量とほぼ同量飲用すること!

たいていの下痢は水分をしっかりとって、脱水を予防するだけで自然とよくなります。水分を取るには、水より吸収のよい適度の糖分と電解質を含んだ飲料ポカリスウェットなどが、オススメ!


下痢の治療に適した飲料は?

★ 医薬品としての電解質製剤(ソリタ顆粒など)
★ 市販のスポーツ飲料(ポカリスウェット、アクエリウスなど) 
>>日本から粉タイプのスポーツ飲料を持参するのもいいですね!
★椰子のジュースなど。
★水に砕いたビスケットを浮かべたもの
>>ビスケットが柔らかくなって消化しやすく!
★小さじ山盛り四杯の砂糖と小さじ半分の塩を水一リットルに溶かしたもので代用
★塩を溶かしたジュースでもOK!


★現地の薬
日本製の薬と、旅先の「水との相性が合わない場合があるそうです。
下痢しやすい人は、空港の薬局等で下痢止めの薬を買っておきましょう。
★整腸剤(ビオフェルミンなど)
下痢を止めるよりも整腸剤で楽になる場合もあるそうです。
★正露丸


その他

★マイ箸(割り箸など)を携帯しそれを使って食事をする
★下痢になりやすい体質の人は、おかゆのレトルトと梅干などを持参し、
疲れている時はそれを食事にする。レトルトはホテルのポットの中などで調理。
★ティッシュを持って歩く(海外のトイレではトイレットペーぱーがない事も多いので)





下痢の時は、どんなものを食べればいいの?

●消化の良い食事を心がける!:

調理して軟らかくしたシリアル、バナナ、ご飯、すりおろしたリンゴ、
うすいハチミツ、重湯、かたくり、リンゴジュース、野菜スープ、味噌汁
トーストなど刺激のない、消化によい食べものを!
これらの食事を、少しづつ、何回にも分けて摂取しましょう。
1回の量を10分の1に減らす代わりに、10回に分けて!

×避けたい食事:

脂肪の多い食品,発酵しやすい食品,刺激の強い食品(香辛料)
極端に冷たい食物(消化管に負担をかける)
乳製品も下痢を悪化させるのでNG。(ヨーグルトもだめですよ。)




以上が旅行者下痢症の予防と対処方法です。
他にもいろいろな予防や対処方法などあると思いますが、今回はこのようにまとめてみました。ぜひあなたの次回の海外旅行にお役立ててください。