イタリアに来るまでは、していなかったこと。
「郷に入っては郷に従え」という言場がありますが、海外で生活をはじめると現地の習慣に全く影響されずに生きていくというのは、ほぼ不可能です。
特に私のような影響を受けやすいキャラクターは特に、嫌だと抵抗しながらも数年経って気づくとすっかりイタリア風の生活習慣がいくつか身についてしまっているのです。
でもイタリア在住アメリカ人女性の書いた記事を読み、「あ、私だけじゃないんだ」と少し勇気付けられたので、彼女の記事に影響されて(笑)というかアイデアをいただいて、イタリアへ来るまではしていなかったこちらで身についてしまった?!生活習慣をご紹介します。
海外旅行好きの方の中には将来短期間でも海外で生活してみたいと考えたことがある人は少なくないと思います。この記事を読みながら、少し笑っていただいて、海外生活妄想の参考にしていただけたら何よりです^^
またイタリア旅行の際に役に立つようなTravel Tipsもあるかも!
1.パジャマを着る!
日本でもパジャマを着るよ!という方は多いと思いますし、うちの父も必ずパジャマを着用していますが、日本にいた頃の私は、大き目のTシャツ、タンクトップ、ショートパンツなどなど、パジャマとして購入したものではなく、普段着として着用しなくなった楽ちんなものをパジャマにしていました。
さて、イタリアではみんなパジャマを着ます(もちろんこれはイタリアに限ったことではないと思いますが・・・)
イタリアに来てウィンドウショッピングをしていて、パジャマをよく見かけるようになったのですが、ちょっとデザインや色がどうみても自分が想定していたパジャマじゃない、大胆で奇抜なものが多く、最初はなんでこんなパジャマばかり売っているんだろう?このパジャマを買う人いるのかな?と不思議に思うだけで、買うことはありませんでした。
でもそんなある日、ついに私もイタリアの姑にパジャマをプレゼントされたのです。
それを着用するようになって、なぜかそれからパジャマが手放せなくなり、今では旅行先にもパジャマを持っていくほどです。特にこちらのホテルには日本の温泉と違って浴衣等は置いてないので、パジャマは必需品です。
確実に日本では手に入らないパジャマが手に入るイタリア、イタリア土産に、こちらのパジャマなんかも喜ばれるかもしれません。
2.モノを大切にする 節約精神!
こちらに来てしばらくして発見したのは、あー私もこんなにシンプルな生活ができるんだという事。東京ではある意味モノの奴隷で、大量消費社会にどっぷり浸り、常に物欲に支配されていて、捨てるということが当たり前の生活をしていました。
こちらに来他ばかりの頃は、自分にとってはあるべきものがない生活にストレスを感じていましたが、今では絶対に必要だと信じきっていたものがなくても何の問題もなく生きていけるシンプルな生活にすっかり慣れ、逆にとても気持ちが良いのです。
モノに支配されることなくあくまでも自分のペースで生きていける感覚です。無意識のうちに自分自身がエコタイプになっていたという・・・(笑)
イタリア人に言わせればまだまだのようですが、以前と比べると身の回りのもは何でも「長い間大事に、使う」→「モノを買わない」ようになりました。
姑の電子レンジは、10年以上たった今でも新品のようです。
これは、東京に比べるとコンビ二などが泣く不便な環境や、周りが当たり前のようにモノを大切にして節約して生きていること、また人と同じでなくてOK!という風潮にも後押しされているのかもしれません。人と同じとか流行に乗らなきゃという風潮があると、本当は必要のないものまでついつい購入してしまいますもんね。
でも最後に1つだけ、もったいないからと言ってイタリアのレストランで残った料理をパックに詰めてもらってお持ち帰りするのは、タブーですので、覚えておくと良いでしょう。
3.人と比べない
私もいまだにまったくしないというわけではなりませんが、イタリアでは自分は自分、人は人という考え方が深く浸透しているので、人と比べてどうのこうのとか考えたり言ったりすることが殆どありません。各自が好きなことを好きなようにして生きていて、それが尊重されているという感じです。自分が何かをしたいとき、人にどう思われるのかなんてみんな気にしません。日本だと「え?」と思われて、それをきっかけに嫌われたり差別されたりするようなことも個性とかその人の生き方として捉えられています。
またその分、自分の意見や考え方をしっかりと持っていてそれを表現できることも重要です。
4.家から出るときに服装や見た目に気をつかう
朝目覚めて冷蔵庫を開けて、牛乳がないことに気づいて、パジャマの上からその辺にあるジャケットを引っ掛けてサンダル履きで家から一番近いコンビ二へGo!って事は今でも日本一時帰国時によくある出来事です。
でもこれをイタリアで誰かにやれといわれても私はできません(笑)イタリア人の多くが、家を出るとき、外出時の服装や見た目に気を遣います。
例えば主人は作業着のような服装でそのままスーパーに行くのを嫌がります。
今では私にもこの習慣がすっかり身につき、外出時の服装に気を遣うようになりました。 ものすごい格好で外を歩いていても何か言われることはありませんが、イタリア人から一目置かれることはないでしょう。
5.トイレットペイパーを持ち歩く
イタリアで外出中に困るのがトイレ。どうしても行きたくなってしまったらお店のトイレやバーのトイレ、駅の有料トイレなどを利用するのですが、とにかく憂鬱。日本のようにトイレが美しくてさらに居心地が良くてお弁当を食べちゃうレベルなんてことはもちろん期待できません。トイレが汚れていなかったらラッキー、さらにそこに便器や紙が備え付けられていたら超ラッキーな気分。
だから私は、イタリアの公共トイレにトイレットペーパーがなかったからと言ってがっかりすることはもうありません。トイレに入ってトイレットペーパーがなかったら、優雅に鞄に入れて持ち歩いているトイレットペーパーを優雅に取り出します^^
私の周りの多くの人も外出時はポケットティッシュを持ち歩いています。これは旅行者の方にも役立つTravel Tips ではないでしょうか!
6.何日も同じ服を着る
日本にいるとき、オフィスに出勤するのに毎日服装を替えることはあまりにも当たり前のことでした。とにかく昨日と違う洋服で出勤、同じ服でも着ていこうものなら、お泊りしてきたのか?と勘ぐられてしまうという感じでした。
電気代や水道代が高いこともあり、イタリアに長期で滞在している人(中でも特にイタリア人のパートナーがいたり、イタリア人と結婚していたりする場合)の多くはは、当たり前のように節約生活を送っています。
洗濯した衣類には全てアイロンをかける家庭も少なくなく、一枚の汚れたTシャツにかかる洗濯・アイロン台はバカになりません。
そのせいか同じ服を何日も着続けるイタリア人が普通にいます。最初にそれに気づいたのは、語学学校の先生でした。とにかく毎日同じ服を着ているのに驚きました。あれ?それ昨日も着てなかったっけという服を数日とか1週間とか汚れてしまうまで?着続けます。この習慣には最近までなんとなく抵抗があったのですが一度やってみたら毎日何をきるか考えなくてよいので楽、洗濯物も減って楽、ということで私も少しだけ取り入れています。
いかがでしたか?
この他にも「ピッツァを1人で1枚完食する」とか、「気づくと大きな声でしゃべっている」なんてこともありますが、今日はここまで^^