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細なが〜い国 チリ

突然ですが、わたくし(くますけ)の連れ合いはチリ出身。そして9月はチリにとって大切な月。なので勝手ながら、今回はチリの紹介です。


チリ、と聞くと、多くの方が「あ、あの細長い国ね?」と仰います。そうです、その通り。チリは、南北の距離約4300キロに対し、東西の幅は平均175キロほどの、とーっても細ながい国です。


どのルートでも、日本からは24時間以上かかってしまいますし、観光地として有名なのはモアイだけなのに、モアイのあるイースター島はチリ本島からかなり離れていますので、チリは観光先としてあまりパッとしないイメージがあります。


でもこの細なが〜い国は、西側は海、東側は、ピーク5000キロを超えるアンデス山脈に囲まれ、北は砂漠、首都のサンティアゴから少し南へ下れば、美しい湖水地方、もっともっと南へ下りれば氷河の氷でウイスキーも楽しめるという、自然のバラエティに富む国。

面積約76万平方キロメートル(日本の約2倍)に対し、人口はわずか約1600万人(日本の人口の約8分の1)。その自然の規模には圧倒されます。


富士山みたい?な山がいっぱいの湖水地方


ムーン・バリー(月の谷)


砂漠の中に目を見張るほどの青い湖、ミニケス湖



そして魚介類、野菜、果物の安さ、美味しさにもびっくりすること間違いなし。私はチリに行く度に、大好きな生牡蠣(とれたて1つ約20円!)やさくらんぼ(1キロ約200円!)を「もう顔も見たくない!」と思えるほど食べて来ます。


色鮮やかであま〜いフルーツ


何故に9月が大切な月かと言いますと、9月18日がディエシオチョと呼ばれる独立記念日なのです。この日は一年で一番派手なお祭り日。19日も陸軍記念日で休日ですので、ほとんどの会社は17日の午後からオフィスを閉め、家族や友達と、飲み、食べ、喋り、踊ります。町には多くの屋台が出され、19日には軍隊のパレードや、ロデオ、「クエッカ」という国民舞踏の披露もあります。


9月のお祭りは一番派手!と言っても、やはりチリへのお薦めの旅行の季節は夏。湿気が少ないので、30度以上の暑さでも、日陰ではとても気持ちが良く、過ごしやすい季節です。冬には雨が良く降り、そしてサンティアゴでは特に大気汚染がひどく、頭痛や吐き気に苦しむ人もいるとか。


チリは南半球ですから、日本やイギリスと季節は逆です。もし日本のクリスマス・お正月休暇を長く取れる際には、旅先の選択肢のひとつに、南米チリをチラッと考えて下さったら嬉しいです。


まだまだ、お伝えしたいことはいっぱいなのですが・・また次の機会にいろいろと紹介させて下さい♪


結婚後ほぼ毎年、クリスマス時期にチリに里帰りしていますが、行きたい場所はまだまだたくさん。壮大な自然の中で、イヤイヤ期(第一次反抗期。イギリスでは「terrible2(ひどい2歳)」と呼ばれます。涙)の始まったもん吉(2歳娘)との、ロンドンでの生活の疲れを癒したい、今日この頃のくますけです。


壮大な自然に癒させれたい!