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2008年「英国トップ・ティー・プレイス」

毎年4月、英国紅茶カウンシルにより発表される「英国トップ・ティー・プレイス」賞。2008年の受賞者が発表になりました。


この賞は、「ティー・ガイド」作成者が匿名で英国中のカフェやホテルを周り、紅茶の種類や質、サービスや清潔さなど、15のカテゴリーについて評価をして厳選される、とても栄誉ある賞。


そしてなんと!今年選ばれたのは、日本人の方が経営する、ジュリズ(Juri’s)。コッツウォルズのウィンチカムにあるこのティー・ハウスは、宮脇さん一家が2003年から経営している、とってもかわいいコテージ風のティー・ハウスです。


完璧に入れられた紅茶は文句なし。有名なロンドンの料理学校、コルドン・ブルー(Cordon Blue)で学んだ、娘さんのジュリさんによって作られる、繊細な味のケーキとスコーンは絶品。そしてお客様ひとりひとりに対する、心のこもった暖かいサービスも評価され、初の日本人の受賞となりました。


世界各国を旅して周り、コッツウォルズにティー・ハウスを持つことを夢見ていた宮脇さん一家。ジュリズに対する思い入れはかなりのもので、朝4時に起床し、その日に出すお料理の支度を始めることもあるそうです。スコーンを初めとする、伝統的なイギリスの料理に、日本のテイストも盛り込んだここジュリズでは、とっても美味しい日本茶も飲むことができますよ。


コッツウォルズ旅行の際には、絶対に行こう!・・・というよりも、ジュリズの『アフタヌーン・ティー』を目的に、コッツウォルズへ旅行したい!と思ってしまう私です。


そして、2008年「ロンドンのトップ・ティー・プレイス」に選ばれたのは、2005年にも受賞したことのある、レーンズボロ(The Lanesborough)


紅茶の美味しさと、サービスの良さ、くつろげる優雅なティー・ルームの雰囲気、そして、このホテル特製のレモンカードを含む、ケーキやスコーンの抜群の美味しさにより、レーンズボロに受賞が決まりました。


美味しい紅茶を飲むための、贅沢な時間を作ろうとする人が、以前よりもはるかに増えたため、競争率がますます高くなっているロンドンのティー・プレイス。他にも、下記9つのホテルが、審査員たちにより、その質の高さを評価されました。

  • ブラウンズ・ホテル(Brown’s Hotel )
  • クラリッジズ(Claridge’s)
  • チェスターフィールド(The Chesterfield)
  • フォー・シーズンズ(The Four Seasons)
  • グロブナー・ハウス(Grosvenor House)
  • アテナエウム(The Athenaeum)
  • ドーチェスター(The Dorchester)
  • ゴーリング(The Goring)
  • リッツ(The Ritz)

アフタヌーン・ティー』は19世紀半ばの上流階級で生まれました。思ったよりも歴史が浅いことに少し驚きましたが、その頃の英国では、1日2食が普通だったため、朝食と夕食の間の腹ごしらえに、友人を招待し始めたことが、始まりだったそうです。


あまり知られてはいませんが、『アフタヌーン・ティー』より少し遅い時間に『ハイ・ティー』も楽しめる場所もあります。この『ハイ・ティー』は、上流階級で『アフタヌーン・ティー』が流行りだした頃、労働者階級の家庭では、手でつまむものだけではなく、もっとしっかりと食べようと、低いテーブルではなく、ナイフとフォークを使う食事を、高い食卓で食べるようになったため、『ハイ・ティー』と呼ばれるようになりました。甘いもの中心の『アフタヌーン・ティー』に比べ、ケーキの種類は少めですが、スープやキッシュなど、お惣菜系のものが多くあり、早めの夕食にお勧めです。



↑こちらは『ハイ・ティー』真ん中の段にあるのはスープ。別のお皿でケーキ数種類もいただきました。



紅茶(またはコーヒー)を飲みながら、サンドイッチ、スコーン、ケーキを食べ放題・・・ まさにお喋り好きな女性たちのために作られたようなこのシステム!その紅茶や食べ物の種類や質、そして場所の雰囲気は千差万別で、一度試すと、他のところはどうかしら・・・ と違う場所も試したくなってしまいます。


イギリスでは、お喋りに花を咲かせる女性たちだけではなく、性別や年齢を問わず、ひとりで優雅な時間を楽しむ人や、多くのカップル、更に、男性同士の商談に使われたりもするんですよ。


もん吉誕生以来、随分ご無沙汰している、大好きな『アフタヌーン・ティー』。紅茶の香りに酔いしれ、美味しいサンドイッチ、スコーン、ケーキを際限なく食べながら(食べ物をおかわりできないところもあるので要注意!)、お友達とお喋りする優雅な時間は、私の今の大きな夢。そして、シャンペン付きの『ロイヤル・ティー』は夢のまた夢!!


イギリスならではの(と言っても、日本でも随分広まりましたが)、優雅な時間の過ごし方のひとつ、『アフタヌーン・ティー』。忙しい観光の合間をぬって、是非お試し下さい。人気のある場所では1ヶ月先でも一杯になることがありますので、予約はお早めに。その際には、時間制限やドレス・コードを、忘れずに確認してくださいね。


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Juri's - The Olde Bakery Tea Shoppe
Address : High Street, Winchcombe, Cheltenham GL54 5LJ
Telephone : 01242 602469
Website : www.Juris-Tearoom.co.uk
日本語Website:http://www.absolutely-visual.ndirect.co.uk/JURIS/Japanese/index-welcome-j.htm
Email: Miyawaki@ma.kew.net

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The Lanesborough
Address : Hyde Park Corner, Knightsbridge, London SW1X 7TA
Telephone : 020 7259 5599
Website : www.lanesborough.com
Email : info@lanesborough.co.uk

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